部下にはエクセルぐらいできてほしいを上司の方は思ったことはあると思います。
では、部下の人はどの程度のことができれば「エクセルができる」と思われるでしょうか。
工場長を務めております私の個人的な見解を述べたいと思います。
上司が望むエクセルスキルと勉強方法
私が部下に望むエクセルの知識のレベルとしては、一般的な関数と、表やグラフの作成ができ、エクセルの代表的な機能をマスターしていれば十分です。
当然、部下がマクロを組めたり、VBAを理解しているととても助かります。
具体的な勉強方法
では具体的に一般的な関数や代表的な機能とはどのようなことで、何を参考にマスターすればいいかと言いますと、できるシリーズの「できるExcel2016(株式会社インプレス)」がとても参考になります。
私もできるシリーズを読みあさりエクセルをマスターしました。(私の時はできるエクセル2000でした。)
できるExcel2016の80%程度が理解できその本で紹介された機能や関数を完璧に理解できれば十分だと考えます。(80%と表現したのは後半に記載されているマクロやVBAの部分は部下に求めるレベルでは省いていいと思うからです。)
できるExcel2016の良い点
とにかくわかりやすい
基本的なことから応用的なことまで幅広くわかりやすく解説してある。
エクセルはレンガを積むように学ぶのがもっとも確実にマスターする方法だと思います。なので、1個づつ確実にマスターし、上のブロックを支える下のブロックを確実にかためておくことが重要だと思います。
ヒントやテクニックがとても的確
ヒントがページ内にあり、その章にあったテクニックなどを解説してくれてます。
ショートカットキーの紹介があります。
会社で求められるエクセルの操作の一つにスピードがあります。
マウスの操作だけではエクセルの操作のスピードは上がりません。キーボードでのショートカットをマスターするとエクセルの操作はスピードアップするでしょう。
練習問題で応用力もつき実力アップ
単元ごとにまとめと練習問題がついており、確認と実践が行える。
会社でもとめられるエクセルの能力に活用力があると思います。
エクセルの機能や関数を知っているだけでは意味がありません。実際の生産活動に活用されて初めてエクセルの効果が発揮されます。
この時はこの関数が使えるなど発想し活用する力を身に着けるのに、まとめでしっかり理化氏、練習問題で応用力を養うことがとても重要ではないでしょうか。
まとめ
これから社会に出る人も、すでに社会人の人も、事務の方も、工場勤務の方もエクセルのスキルが求められる世の中になってきました。『エクセルが苦手』と言って逃げれる時代ももう終わったでしょう。だったら使えるようになるしかありません。
ただし、はっきり言って会社で使えるレベルはそれほど高くはありません。ほんの少し学習し、ほんの少し本や参考書を読む時間を作れば、誰でも使えるようになります。そして、学習したことを本業で発揮できるようになれば、十分上司が求めるExcelのスキルと言っていいでしょう。