反復データの処理や、入力を省略できることでとても便利な「vlookup」関数ですが、以下のようなエラーが表示され他ことは無いでしょうか。
この「♯N/A」のエラーが起こる原因ですが、VLOOKUPの検索値(今回で言うとC列)が空白のため、このエラーが表示されます。
そのまま使用しても問題ありませんが、かっこ悪いですよね。
エラー表示を消したいと思うかたも見えるのではないでしょか。
そのエラー表示を消す方法を紹介したいと思います。
当然VLOOKUPの機能はそのままです。
IFERROR関数を使う
IFERROR関数は返す値がエラーの時の処理を決める関数です。
今回の場合VLOOKUPで返される値がエラー表示のため、IFERROR関数でエラー表示を回避することができます。
IFERRORの使い方
IFERROR(値,エラーの場合の値)の順に表記します。
つまり、IFERROR(VLOOKUP(●●●●●●●),“”)といった要領になります。
先に挙げたようにIFERROR(VLOOKUP(●●●●●●●),“”)の時はVLOOKUPの値がエラーの時は空白を返します。つまりエラー表示が消えてなにも表示されていない状態です。
今回の例で行うと以下のようになります。
D列およびE列の数式は
=IFERROR(VLOOKUP($C3,Sheet2!$B$3:$D$7,2,FALSE),””)
となります。(行番号は任意で変更してください。)
IFERROR(VLOOKUP(●●●●●●●),0)とした場合は、VLOOKUPの値がエラーの時は0が表示されます。
IFERROR(VLOOKUP(●●●●●●●),“該当なし”)とした場合は、VLOOKUPの値がエラーの時は“該当なし”という文言が表示されます。
今回で言うと数式は
=IFERROR(VLOOKUP($C4,Sheet2!$B$3:$D$7,2,FALSE),”該当なし”)
となり、結果は以下の通りです。
IFERRORの注意点
IFERRORを使う前にVLOOKUPが正常に動作することを確認してください。
IFERROR関数を使ってエラー表示になった時にどこでのエラーかわからなくなります。