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CALって何?ライセンス違反になるの?

CAL(キャル)と聞いてあまりピンとこない人のほうが多いのではないでしょうか。
私も会社でサーバーを購入し設置したときに初めてベンダーの方から「CAL」という言葉を聞きました。

では、CALとは何でしょうか?

CALとは?

Windows Server OSとして販売されているは「サーバーライセンス」です。
これは通常本体を購入したときに支払っていることがほとんどです。
これはラインセンス所有者がサーバーソフトウェアを使用する権利が与えられたというものです。


サーバーの場合これとは別にサーバーにアクセスするアクセス権が必要です。

これがCAL(Client Access License(クライアントアクセスライセンス))です。
サーバーを購入した方はのほとんどがクライアントとデータのやり取りをして使用することを想定して購入していると思います。
つまりWindows Serverにアクセスできるクライアント(端末)はCALの数だけです。
(CALを10台分購入したら10台の端末のみアクセスが可能です。)

『なんでこんなわずらわしい事するんだと思う方が圧倒的多数だと思います。』
(私も思いました。)

それにはこんな理由があります。

例えば500人の会社で500人全員がパソコンを持ち、1台のサーバーが設置されていて、500人がそのサーバーにアクセスして作業を行う環境と、5人の会社で1台のサーバーを設置してそのサーバーに5人がアクセスして作業を行うのを比較した場合、不公平が生じるというのが理由だそうです。

CALを購入せずに使用するとどうなる

使用する端末の台数分購入せずに使用した場合どのようなことになるのでしょうか。

結論から言いますと、ライセンス違反となります!!

ライセンス違反を指摘されると高額な和解金を支払い解決となります。
それが決着するまでは、裁判や検証など様々なことに時間を取られて業務どころではなくなります。
また、「そんな規約知らなかったよ~」と言っても無駄です。
なぜなら、インストール時に使用に関する条件において「承諾」や「同意」をクリックしているからです。
そんな事態になる前に、サーバーに接続する端末が何台あるか把握しCALを購入しましょう。

接続する端末の数え方

CALには「ユーザーCAL」と「デバイスCAL」があります。
ユーザーCALはサーバーに接続する人数でカウントし、デバイスCALはサーバーに接続する端末の数でカウントします。
つまり、1人の人が複数台端末を所有しサーバーに接続するような会社ではユーザーCALのほうが得でしょう。端末1台を複数の人で使用している場合はデバイスCALのほうが得でしょう。
また、OSがwindows以外の端末も台数にカウントされます。
iPadや、アンドロイド端末でサーバーに接続する場合はその台数分CALが必要です。
どの単位で購入すると得かは、各会社によって異なりますので、コスト削減になる方法を選択するのがいいでしょう。

 

まとめ

 

CALとは、クライアントがサーバーにアクセスするためのライセンスです。

ライセンスを取得せずにアクセスするとサーバーにアクセスするとライセンス違反になります。

自社で所有しているサーバーの状態が不明なときは購入したサーバーを購入したベンダーに問い合わせるのがもっとも確実です。