パソコンスキル

面接で「パソコンできますか?」の質問の答え方

いままで面接を受け経験のある方で、これから面接を受ける予定のある方、
「パソコンできますか?」の質問にどう答えたら正解か迷ったことは無いでしょうか。

希望する会社の業種や職種によって求められるレベルや質問の意味や意図していることが違ってくると思います。
例えばIT関連の仕事やデザインに関する仕事であれば、就職後は常にパソコンを操作することになりますので、専門的なソフトの扱いはできるのかどうかといった質問です。そういった場合はより具体的に自分のアピールできるポイントを話すのがいいでしょう。

製造業や営業職、一般事務の場合はどうでしょうか。

私も面接官をやったことがありますので、その立場から答えます。

「パソコンできますか?」の質問の真意は

まず、パソコンと向き合うのに抵抗があるかないかを聞いています。
一般事務はもちろんですが、製造業や営業職でも日々の仕事でパソコンを使う場面が増えてきております。製造業でも作業日誌の入力がパソコンであったりします。また、管理職になれば、生産の管理、在庫の管理などはパソコンで行うのは当然です。

なので、会社としても全くパソコンを触ったこともないのかどうなのかを知りたいのです。

「パソコンできますか?」の質問に対しては、あなたが、今までどの程度パソコンを触ってきたかを振り返り答えるといいでしょう。

自分のレベルを測るには

では、ある程度自分はパソコンを触れて、知識もあるという方は、その質問に対して自分のパソコンの知識やスキルが初心者程度なのか中級者程度なのか、上級者レベルなのか答え方に困りますね。
それは、パソコンでできることがとても広く、具体的に言えば、文書の作成、表計算、画像・映像・音楽などの編集、プログラミング、ホームページの作成さらに広げれば、ネットワークの構築や周辺機器の活用(それにかかる設定)など多岐にわたるからです。
なので、「パソコンできますか?」の質問はレベルを聞いているのではなく、何をしてきたか、何ができるかを具体的にできるかを答えるのがいいでしょう。

そして、働き始めるとわかりますが、パソコンは目的ではないということに気づく時が来ます。それはどういう事かと申しますと、文書の作成も、画像や映像の編集もパソコンはツールにしか過ぎないのです。パソコンを使ってできたものが評価されるのです。そのできたものは、その人の知識だったり、やる気だったり、センスだったりするところによるものだからです。
例えば、料理人が包丁さばきを評価されることはほとんどありませんね。評価されるのは出来あがった料理の味や、見た目ですね。それと同じです。

面接官はそれを分かっているので、何ができるのか、何をしたことがあるのかより具体的に話すのがいいでしょう。

公的資格の有無を面接で話すとプラスになる?

「パソコンできますか?」の面接での質問に対して公的資格の有無を答えることは、私の見解を申し上げます。

公的資格を持っているということは大変すばらしいことです。それを面接で話すことはいいと思います。
あくまで私の個人的な見解ですが、公的資格に合格したというのは、目標に向けて勉強し努力できる人として評価いたします。

今回の「パソコンできますか?」は先にもの述べたように具体的に何ができるのか、何をやってきたのかを答えるのが正解だとすると思いますので、公的資格に受かりましただけでは少し弱いかなという風に思います。

どう答えるのがより良い答え?

学生の方であれば、具体的な実績や経験がある方はほとんどいないと思います。だから面接で具体的にどんなことをやってきた、やれるとはなかなか言えないと思います。
だったら、

『私は学生時代にこういう資格を取得しました。この資格で得た知識を利用して事務作業の効率化に貢献したいです。』

『学生時代からブログを開設し、私的な情報ですが載せています。それを通じインターネットの情報の伝わるスピードの速さを実感しました。なので、情報発信するようなことが仕事の中であれば、その知識と感覚を発揮したいです。』

と言ったのがよりベターな答えではないかと考えます。

最後に

 あくまで私の個人的な見解なので、面接官によってことなります。
面接のときの空気を感じ取ってください。